天色 - yama

天色

yama

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Lyric

地面ばかり見て歩いていた僕は

上の青さに気付かなくて

馬鹿みたいに 馬鹿みたいに

闇雲に探していた

白線の上に立って

流れる文字を追う

踏み出しそうになる足は

気付けば脆くも崩れて

微かに匂う 君の君の声が

風になびいていた

湿気た顔をして生きている僕は

色の多さに気付けなくて

明暗さえも明暗さえも

分からなくなっていた

膝をつき座り込んで

流れた水は灰

ピントの合わない視界は

焼きついたように熱くて

久しく見上げた 君の君の瞳は

滲んだ青だった

いつからだろう

辺りを見回す余裕すら

忘れてしまっていた

針のような形をしたまま

僕らは何かになろうとした

優しく笑った君が

手のひらに雪解けを

つつみこんでいた

僕には 僕には

それが唯一の救いだった

- It's already the end -